医療法人晃有会 ササセ皮フ科

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● column 月刊ササセ


ワキ汗に新薬  2021/05/18(火)
汗管腫と脂腺増殖症  2021/04/17(土)
ホクロ  2021/03/15(月)
痒疹  2021/02/09(火)
脂漏性皮膚炎  2021/01/12(火)


ワキ汗に新薬

 暑くなるとワキ汗が気になります。最近ワキ汗に対して新しい外用薬が出ました。エクロックという外用薬で「原発性腋窩多汗症」に保険適応です。原発性腋窩多汗症とは、原因不明でワキに日常生活に支障をきたす多量の汗をかくといった症状です。今までの治療は保険適応外の塩化アルミニウム外用と保険適応だが高額で痛みを伴うボトックス注射が主なものでした。
 発汗はアセチルコリンの刺激で起こるのですが、エクロックはその機序を抑制します。1日1回の塗布ですが手指に直接つかないように専用のアプリケーターを使います。目に入ると散瞳、口に入ると口渇といった危険があります。

ササセ皮フ科
笹瀬 晃弘

Date: 2021/05/18(火)

汗管腫と脂腺増殖症

 どちらも顔によくできる小さな良性腫瘍です。常色に近く本来あまり目立つものではないのですが、目の周り、額、頬といった部位に集まって発生することが多いのでとても気になります。
 汗管腫はエクリン汗腺の汗管が増殖したもので透明感があります。女性の眼瞼に好発します。脂腺増殖症は皮脂を作る脂腺が増殖したもので黄白色になります。高齢者の額、鼻、頬に好発します。どちらも、汗や皮脂の分泌量が増える春から夏に大きくなり目立ってきます。レーザー療法や凍結療法などで治療します。

ササセ皮フ科
笹瀬 晃弘

Date: 2021/04/17(土)

ホクロ

 俗にホクロと呼ばれているものの多くは、皮膚科学的に母斑細胞母斑(色素性母斑)と呼ばれるものです。未分化な色素系細胞である母斑細胞の増殖によって生じます。ほとんどのものは生まれた時にはなく、3~4歳ころから生じて20~30歳代をピークとします。増殖能が高いとドーム状に隆起してきます。メラニンを作らない母斑細胞もあり黒くないものも多いです。
 ややこしいですが、皮膚科学的に黒子という色素細胞の増殖によるものもあります。単純黒子は生下時~幼少時に出現するもので隆起しません。日光黒子はいわゆるシミ、老人性色素斑のことです
 ホクロの癌と言われる恐ろしい悪性黒色腫や、日光暴露が誘因となる基底細胞癌とはよく似ていて鑑別が難しいことがあります。

ササセ皮フ科
笹瀬 晃弘

Date: 2021/03/15(月)

痒疹

 痒疹とは、痒みの強い、孤立性の丘疹や小結節で、虫刺されや各種アレルギー、アトピー性皮膚炎などが誘因になります。掻把などにより増悪し難治性の結節を形成します。刺激に対する皮膚の炎症反応によるものと考えられ、虫刺、物理的刺激、食物やヒスタミンなどの内因性物質が原因として考えられます。
 小児の虫刺後には小児ストロフルスという痒疹がよく生じ、妊娠初期には妊娠性痒疹というのもあります。痒疹の慢性型には多形慢性痒疹と結節性痒疹があります。結節性痒疹では2センチくらいになることもあります。
 治療はステロイド外用ですが、結節性痒疹ではステロイド局注、紫外線照射、凍結療法も行われます。

ササセ皮フ科
笹瀬 晃弘

Date: 2021/02/09(火)

脂漏性皮膚炎

 日常よく遭遇する疾患の一つで乳幼児や思春期以降の成人に好発する皮膚炎です。皮脂分泌の活発な部位に出現し、紅斑から黄色調の鱗屑を伴う紅色局面が特徴的皮疹です。
 乳児型では生後2~4週間ごろから被髪頭部や眉毛、前額に生じやすく、ときに黄色調痂皮が付着します。多くは生後8~12か月で自然軽快しますが、症状に合わせて積極的に治療します。
 成人型は慢性かつ再発性で、頭部の粃糠様落屑の増加や脂漏部位の鱗屑を伴った紅色局面がみられます。
 皮脂の分泌異常やストレス、常在菌マラセチアの関与が病因として考えられます。治療はステロイドや抗真菌剤の外用になります。

ササセ皮フ科
笹瀬 晃弘

Date: 2021/01/12(火)

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