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● 診療科目 皮膚科診療(保険適用)

粉瘤(アテローマ・アテローム)

粉瘤(アテローム)

粉瘤(アテローム)手術について

医療法人晃有会 ササセ皮フ科 院長 笹瀬晃弘(神戸大卒)

1. 粉瘤(アテローム)とは。

粉瘤とは、簡単に一言でいえば「皮膚の中にできた皮膚の袋」です。一般的には「脂肪の塊」と言われたりもしますが、その袋の中に溜まっているものは脂肪ではなく角質です。

表面の皮膚とは密着している感じがありますが、下の周囲組織に対してはよく動きます。中心に黒点状の開口部があり皮膚表面と繋がっています。ここから白いおから状のものが出てくることがあり、一見脂肪のように見えるので、俗称で「脂肪の塊」と言われたりします。

内容物の角質が出てきているのですが、粥状になって出てくることもあり、臭いにおいを発します。顔の粉瘤は小さくても、このにおいが嫌で摘除希望されることが多いです。

粉瘤(アテローマ・アテローム) 表皮嚢腫

2. 粉瘤(アテローム)の原因・種類。

粉瘤は頭から足の裏までどこにでも発生する可能性がありますが、特に顔、首、体幹上部、腰臀部に好発します。ドーム状に隆起し直径1 ~ 2 センチ大のものが多いですが、時に10 センチくらいに発達するものもあります。

小さいうちは皮膚の下でコリコリとしたものを感じる程度ですが、そのまま放っておくと少しずつ大きくなります。開口部から細菌が入ってしまうと、炎症や感染を起し赤く腫れ、痛みを生じることがあります。

原因は表皮や毛根組織が真皮内に陥入して袋を形成し角質をためるようになって生じると考えられています。ニキビがよくできる人に多いようですが、多くのケースで発症原因は不明です。

粉瘤ができても、痛みやかゆみがない場合が多いので、そのまま放置している人も多いようです。しかし自然に治ることはありませんので、小さいうちに袋ごと取り除くことをお勧めします。小さいうちなら傷跡もほとんど目立ちません。

アテローマ(粉瘤・アテローム)の原因・種類

3. 粉瘤(アテローム)の手術・治療の流れ。

粉瘤の治療は、手術になります。塗り薬や飲み薬などはありません。
摘出手術は、皮膚を切開し、粉瘤の袋をつぶさないように(つぶすと内容物の角質が皮膚に流れ出てしまいます)丁寧に周囲組織と剥離して取り出します。

しかし細菌感染を起こし、赤く腫れて痛みを伴い、周囲が炎症を起こしている時は、袋ごと摘除することができません。皮膚に切開を入れて化膿した状態の角質や膿を排出する処置になります。角質や膿を生理食塩水で洗い流したりします。一旦小さくわからなくなるのですが、この場合袋は残るので再び大きくなってくることがあります。

化膿していなければ、その時に袋ごと摘除するのがおすすめです。またしこりとなって長く残ることもありますが、これも摘除した方がよいでしょう。

手術時間は、15~45分ほど。局所麻酔で行いますので日帰りでの手術が可能です。当日は飲酒や激しい運動は控えた方が良いでしょう。洗顔やシャワーは翌日からしていただいて大丈夫です。

手術・治療の流れについて

局所麻酔
1. 局所麻酔
皮膚を切開
2. 皮膚を切開
粉瘤を摘出
3. 粉瘤を摘出
皮膚を縫合
4. 皮膚を縫合
ガーゼで圧迫固定
5. ガーゼで圧迫固定
翌日ガーゼ交換
6. 翌日ガーゼ交換
1週間後抜糸
7. 1週間後抜糸

4. 治療費・価格について

粉瘤と診断された場合は保険適用の治療になります。
保険適用の3割負担の場合で、一般的に4,000円~13,000円ぐらいになります。場所や大きさなどにより変動することがあります。診察料・処方料・検査費用等は別途かかります。

5. 手術のスケジュールについて

通院回数は4回程度です。
1回目は初診と検査、2回目は手術、3回目は術創の状態確認、4回目は抜糸です。
個人差がありますので一概には言えませんが、きれいに治すをモットーにしていますので、できるだけ傷痕が残らないよう最適な方法の選択と丁寧な治療に努めています。

※診療時間等、詳細は各院のページをご確認ください。

  • 塚本本院
  • 十三ササセ
  • 茶屋町ササセ
  • 梅田ササセ
  • 神崎川ササセ

粉瘤(アテローマ・アテローム)手術のよくあるご質問

粉瘤は自然に治りますか?
皮膚の下にある袋を取り除かないと完治することはありません。
粉瘤の治療法を教えてください。
基本的に手術で取り除きます。塗り薬や飲み薬では治りません。入院は必要ありません。
自分でつぶしても大丈夫ですか?
無理につぶすのはやめて下さい。つぶすと炎症の原因になります。中身を出しても袋を取り除かない限り、また中身が溜まり膨らんできてしまいます。
粉瘤に炎症が起きています。すぐに手術してもらえますか?
医師の診察によりますが、炎症や感染がある場合、できるだけ早く処置する必要がありますので、すぐに受診してください。
炎症や感染がある場合は、化膿した状態の角質や膿を排出する処置になります。全摘出は炎症や感染が治まってからします。
粉瘤は当日手術できますか?
初診時に全摘出の手術はしません。手術の予約をとり、術前の血液検査をします。
粉瘤の手術は痛いですか?
手術は15分~45分程度で終わる簡単なものです。局所麻酔(歯の治療の麻酔と同じもの)の時に痛みはありますが、手術中の痛みはほとんどありません。術後は念の為に痛み止めも処方します。
顔に粉瘤ができてしまいました。傷痕が残らないように手術はできますか?
個人差があるため一概には言えませんが、きれいに治すをモットーにしておりますので、最適な方法の選択と丁寧な治療で出来る限り痕が残らないよう努めています。
粉瘤手術後、再発しないのでしょうか?
粉瘤を取り残しなく摘出した場合、再発の心配はありません。
だいたい何回ぐらい通院が必要ですか?
通院回数は4回程度です。1回目は初診と検査、2回目は手術、3回目は術創の状態確認、4回目は抜糸です。
手術当日はお風呂に入ってもいいですか?
手術の当日はお風呂に入れませんが、翌日からシャワーを浴びることは可能です。
手術後、運動や仕事はいつ頃からできますか?
事務的な仕事や勉強であれば通常当日から可能です。仕事や学校を休む必要ありません。ただ、激しく汗をかく仕事やスポーツは2週間程度避けていただく事もあります。手術をする場所や汗をかく程度にもよりますので、受診した際に相談してみて下さい。
手術後、傷跡はどれくらいで治りますか?
手術後2週間程度で傷がふさがっていき、その後数ヶ月かけて段階的に落ち着いてきます。傷の大きさやできた場所にもよりますし、個人差もありますので、診察時に医師にご確認ください。
保険は適用されますか?
粉瘤と診断された場合は保険適用の治療になります。
手術費用はいくらぐらいかかりますか?
保険適用の3割負担の場合で、一般的に4,000円~13,000円ぐらいになります。場所や大きさなどにより変動することがあります。診察料・処方料・検査費用等は別途かかります。
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