医療法人晃有会 ササセ皮フ科

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● column 月刊ササセ


粉瘤(アテローマ)  2018/01/18(木)
しもやけ・・高齢者にも  2017/12/15(金)
プロアクティブ療法・・アトピーの外用方法  2017/11/14(火)
紫外線による皮膚腫瘍・・悪性も多い  2017/10/13(金)
しわ・たるみ  2017/09/07(木)


粉瘤(アテローマ)

 ドーム状に隆起した皮膚腫瘍で、頭頸部、体幹上部、腰臀部に好発します。皮内または皮下に存在し周囲の組織に対して可動性があります。1センチ以下の小さなものから5センチ以上の大きなものもあります。袋状の腫瘍で皮膚の表面に開口部を持つことが多く、腫瘍の中心に黒い小さな点として認められます。
袋状の腫瘍(嚢腫)で中に角化物質を貯めています。開口部から粥状に出てくることがあり腐臭がします。良性の腫瘍ですが感染を起こすことが多く、皮内皮下で潰れると悲惨なことになることがあります。特に腰臀部のものは感染を繰り返すことが多いので、早めに治療しておくことを勧めます。
 化膿していない時は局所麻酔で全摘します。化膿している時は切開し中の膿や角化物質を出しますが、袋が残っているので再発することが多いです。

Date: 2018/01/18(木)

しもやけ・・高齢者にも

 しもやけは「凍瘡」という疾患名です。学童に好発しますが、大人特に高齢者にもよく見られます。好発部位は四肢末端、耳、頬です。限局性の痛みや痒みを伴う鮮紅色から紫紅色の浮腫性紅斑で、ときに水疱や潰瘍を伴うこともあります。反復寒冷刺激によって血管がうっ血して炎症をきたします。厳寒の時より初冬や初春に生じやすいです。
 治療はビタミンEの内服や外用が有効です。痛みや痒みのある時はステロイド外用、血管拡張剤内服も必要です。予防のために寒冷刺激を避け、局所の保温に気を付けマッサージなどを行いましょう。戸外で長時間過ごすときは、露出部を少なくしてカイロなどを上手に使いましょう。

Date: 2017/12/15(金)

プロアクティブ療法・・アトピーの外用方法

 なかなか治らないアトピーの外用治療法で、最近主流となっています。ようはステロイドやタクロリムス外用を一見治った状態でも止めずに続けるという方法です。ステロイドは怖い薬というイメージが付きまとい、少し良くなったら外用を中断してしまう傾向にあります。しかしアトピーのように長年にわたる慢性皮膚疾患の場合、痒みと赤みが取れても皮膚の中には皮膚炎の原因となる細胞が存在し続けるのです。よってしばらくすると再発してきます。プロアクティブ療法では、症状が良くなっても外用をすぐに止めず続けていくのです。
皮膚の中にいる皮膚炎の細胞を駆除するのです。症状に合わせて徐々に外用を減らしていって、最終的には保湿剤以外何もしなくても良い状態に持っていくのが目標です。繰り返すアトピーに有効な治療法です。皮膚炎の細胞を外用で駆除できるのはステロイドとタクロリムスだけです。
 一方比較的軽症であるアトピーに対しては、症状が出ている時のみステロイドなどを外用し、良くなれば速やかに保湿剤に切り替えるというリアクティブ療法が適しています。

Date: 2017/11/14(火)

紫外線による皮膚腫瘍・・悪性も多い

紫外線(日光)が大きく関与する皮膚腫瘍がいくつかあります。悪性であることも決して少なくありません。
「基底細胞癌」は頻度の高い皮膚癌で、紫外線が誘因となり高齢者の顔に好発します。日本人の場合黒くなることが多く、ホクロと見間違います。悪性ですので徐々に大きく深く発達していきます。中央部が潰瘍化することも多く、逆に潰瘍化してきたホクロは要注意です。悪性度は高くなく手術で摘除します。
「日光角化症」は薄い赤みを持ったかさかさした病変で、一見すると湿疹に見えます。しかしれっきとした癌です。表皮内癌で悪性度は低く手術以外に冷凍治療や外用薬で治します。放っておくと悪性度の高い皮膚癌になることがあります。
「脂漏性角化症」はいわゆるシミイボです。いぼ状に隆起したものですが色は常色から褐色、黒色へと様々です。完全に良性でレーザーや冷凍治療で摘除します。

Date: 2017/10/13(金)

しわ・たるみ

 誰にも起こる加齢現象です。やはり顔に目立ってくると気になります。しかし予防、改善はできます。顔が痩せる、皮膚が薄くなる、骨との結合部が弱くなる、ことなどにより年々悪化していきます。
 日々簡単にできることは、紫外線予防、保湿、顔の筋肉を鍛えることぐらいでしょう。それ以上になってくると医療的手段が必要です。表面の小じわであれば外用薬、イオン導入、光・レーザー・フラクセル治療などで改善できます。深いしわ、表情じわになるとボトックス注射、ヒアルロン酸注入、外科的処置になってきます。ボトックスは眉間、額、眼尻などの表情じわに有効です。ヒアルロン酸は随分改良され、自然な感じでハリのある状態に戻せることができるようになりました。顎のたるみなどには高周波治療が効果的です。
 いずれの治療も若い時ほど少量でも効果は大きく、後の加齢現象を強く予防できます。高価な化粧品よりコスパもいいと思います。

Date: 2017/09/07(木)

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