医療法人晃有会 ササセ皮フ科

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● column 月刊ササセ


プロアクティブ療法・・アトピーの外用方法  2017/11/14(火)
紫外線による皮膚腫瘍・・悪性も多い  2017/10/13(金)
しわ・たるみ  2017/09/07(木)
湿布かぶれ  2017/08/17(木)
医療脱毛・・レーザー脱毛は医療のみ  2017/07/18(火)


プロアクティブ療法・・アトピーの外用方法

 なかなか治らないアトピーの外用治療法で、最近主流となっています。ようはステロイドやタクロリムス外用を一見治った状態でも止めずに続けるという方法です。ステロイドは怖い薬というイメージが付きまとい、少し良くなったら外用を中断してしまう傾向にあります。しかしアトピーのように長年にわたる慢性皮膚疾患の場合、痒みと赤みが取れても皮膚の中には皮膚炎の原因となる細胞が存在し続けるのです。よってしばらくすると再発してきます。プロアクティブ療法では、症状が良くなっても外用をすぐに止めず続けていくのです。
皮膚の中にいる皮膚炎の細胞を駆除するのです。症状に合わせて徐々に外用を減らしていって、最終的には保湿剤以外何もしなくても良い状態に持っていくのが目標です。繰り返すアトピーに有効な治療法です。皮膚炎の細胞を外用で駆除できるのはステロイドとタクロリムスだけです。
 一方比較的軽症であるアトピーに対しては、症状が出ている時のみステロイドなどを外用し、良くなれば速やかに保湿剤に切り替えるというリアクティブ療法が適しています。

Date: 2017/11/14(火)

紫外線による皮膚腫瘍・・悪性も多い

紫外線(日光)が大きく関与する皮膚腫瘍がいくつかあります。悪性であることも決して少なくありません。
「基底細胞癌」は頻度の高い皮膚癌で、紫外線が誘因となり高齢者の顔に好発します。日本人の場合黒くなることが多く、ホクロと見間違います。悪性ですので徐々に大きく深く発達していきます。中央部が潰瘍化することも多く、逆に潰瘍化してきたホクロは要注意です。悪性度は高くなく手術で摘除します。
「日光角化症」は薄い赤みを持ったかさかさした病変で、一見すると湿疹に見えます。しかしれっきとした癌です。表皮内癌で悪性度は低く手術以外に冷凍治療や外用薬で治します。放っておくと悪性度の高い皮膚癌になることがあります。
「脂漏性角化症」はいわゆるシミイボです。いぼ状に隆起したものですが色は常色から褐色、黒色へと様々です。完全に良性でレーザーや冷凍治療で摘除します。

Date: 2017/10/13(金)

しわ・たるみ

 誰にも起こる加齢現象です。やはり顔に目立ってくると気になります。しかし予防、改善はできます。顔が痩せる、皮膚が薄くなる、骨との結合部が弱くなる、ことなどにより年々悪化していきます。
 日々簡単にできることは、紫外線予防、保湿、顔の筋肉を鍛えることぐらいでしょう。それ以上になってくると医療的手段が必要です。表面の小じわであれば外用薬、イオン導入、光・レーザー・フラクセル治療などで改善できます。深いしわ、表情じわになるとボトックス注射、ヒアルロン酸注入、外科的処置になってきます。ボトックスは眉間、額、眼尻などの表情じわに有効です。ヒアルロン酸は随分改良され、自然な感じでハリのある状態に戻せることができるようになりました。顎のたるみなどには高周波治療が効果的です。
 いずれの治療も若い時ほど少量でも効果は大きく、後の加齢現象を強く予防できます。高価な化粧品よりコスパもいいと思います。

Date: 2017/09/07(木)

湿布かぶれ

 夏は湿布かぶれで受診される方が増えます。かぶれ、すなわち皮膚炎なのですが、3種類のタイプに分かれます。刺激性接触皮膚炎、アレルギー性接触皮膚炎、光過敏性皮膚炎です。
 刺激性は長時間の貼布や汗の貯留などにより、湿布の粘着成分などにかぶれたもので、比較的軽症です。アレルギー性のものは湿布の主成分でかぶれるものが多く、症状は強く水疱ができることもあり長引きます。ケトプロフェン、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、フェルビナク、メントールなどの成分です。光過敏性は貼布部位が日光に当たると発症し症状は強いです。よく使われているケトプロフェンの湿布薬でよく起こります。
 アレルギー性、光過敏性を起こしたら次からは違う成分の湿布に変えましょう。刺激性は貼布時間の短縮で防げます。汗をかく時は6時間以内にしましょう。

Date: 2017/08/17(木)

医療脱毛・・レーザー脱毛は医療のみ

 ムダ毛処理の方法として、レーザー脱毛は今や主流になってきています。毛根を破壊する脱毛処理には針脱毛とレーザー脱毛の2種類があります。針脱毛では一つ一つの毛根の針を挿入し電気を流して毛根を焼きます。確実性や有効性は高いのですが時間がかかり麻酔が必要なのが欠点です。レーザーは高出力単波長の光で、毛根をターゲットにする波長のレーザーを照射し毛根を破壊します。最近は皮膚を吸引しながら、冷却しながら、低温で蓄熱しながら照射できたりして、痛くなく早く確実に脱毛できるようになってきました。
 エステではレーザーは使用できず、毛根を破壊しない光脱毛が使用されています。レーザーに比べると脱毛効果は低く、周囲組織への熱作用が大きいのが欠点です。いずれにしてもトラブルはつきものなので信頼できるところで受けてください。

Date: 2017/07/18(火)

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